All Those Wasted Years... / HANOI ROCKS

MERCURY PPD-1056

 

 ハノイ・ロックスにハマったのはもうかれこれ、ああ、いやいや高校生の時。
 ちょうどガンズが名前をあげたりとかしてた前後。もともとはマイケル・モンローのソロ・アルバム「NOT FAKIN' IT」からハマったのだが、ハノイの方にズブズブと。
 でも、そんなに全部よかったわけじゃない。当時の耳にはちょっとポップすぎたし、お気楽な歌詞について行けなかったりもした。今は初期の二枚も大好きだけど、当時は後期のスタジオ盤二枚とライブ盤「all those wasted years...」だったのだ。

 とにかく乱暴でハードな演奏、噛みつくようなボーカル。演奏の完成度をうんぬんするのはまったくナンセンス。それでいて今聴くと、どこまでも突き抜けてポップなこの感じ。それを形作っているのはやはりアンディ・マッコイだろう。マイケルがポップでないとは言わないが、やはりハノイ時期のアンディにはバンドをガレージに終らせない統率力があった。

 聴き所は、まずいくつかのスタジオ盤未収のカバー・トラック。アリス・クーパー、ストゥージズ、ヤードバーズとか。あとはやっぱり、スタジオ盤だとポップにまとめすぎているきらいのある曲かな。「Malibu Beach Nightmare」とか「Lost in the City」、あと「Visitor」。これだけオリジナルを抱えているくせに、ラスト近くは全てカバーで固めているのは気になる。ヒット曲、というものには恵まれていなかったということだろうか。最近だとオアシスが同じ様にカバーをオイシイところに配置する。あれだけヒット曲があるくせに、もったいないなあ。

 ラスト・アルバムのリリース前なので、収録曲はそれより前のもののみ。なのでベスト代わりにするにはちょっと物足りないけど、まず一枚、というならスタジオ盤よりもコレだ。ベストは何種類も出てるけどね。どのベストがいいのかわかんないぐらい出てるけどね。つかベストじゃないのも出てる。単なる編集・企画盤ってヤツ。そうねえ。んー、まず一枚っつってベストなら、変に未発表の多いのは薦めない。あと、「STORY」って言うのも薦めない。シンプルなヤツ、ただ、「TWO STEPS FROM THE MOVE」は入ってないとダメ。こんなとこかな。

 でも、できればコレからっ。

 

 

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