懐かしー。
ジツはチェッカーズ大好き。「ギザギザハートの子守唄」から、ゼンブ買ってたのだ。初めて買ったアルバムはチェッカーズのファーストだったし、今ではゼンブCDで買いなおしてある。映画だって観た。ツマンなかったけど。
なぜリアルタイムでずっとチェッカーズを追いかけるコトができたのか。その手のバンドとかは、大概は一瞬だけで終わる。CCBとかみたいに。
多分、チェッカーズの成長が、ジブンの成長とリンクしていたからだと思う。歌謡曲を聴かなくなりはじめ、ロックロック言いはじめ、やたらとゴリゴリし始めたあの頃。チェッカーズも、化けた。シングルを自分達の作詞作曲で作り、アルバムのプロデュースもこなすようになった。それがこの「GO」だったのだ。チェックを脱ぎ捨てて革ジャンになった彼らはとてもカッコよかった。
シングルで言うと、「NANA」や「I LOVE
YOU, SAYONARA」の時期。とても充実した時代だ。自分たちの音、曲ですべてをカバーしていこうという意志は、シングルにも反映している。そして同時に模索も。
代表曲となる曲もかなり含まれている。シングル二曲だけではなく、「MY
GRADUATION」や「REVOLUTION 2007」など。特に“20年後に皆で手を組もう”と歌う「REVOLUTION 2007」はこの時期のチェッカーズを象徴する曲だと思う。5枚目のアルバムに「GO」と名付け、晴れやかな20年後を歌う、そんなバンドだったのだ。
イマ考えても、自分にとってチェッカーズというのは異色なバンドなのだ。パチパチという雑誌が当時あり、そこにはバンド・ブームなどというものもあった。当時邦楽で好きだったのは他にはブルーハーツとかBOφWY、バービーボーイズなど。BUCK-TICKを除いて、フォロワーっぽいヒトたちはすべてイッパツで消えていった。そのBOφWYの「φ」は“どこにも属さない”という意味だと当時知った。ボクから見ると、メインのふたりはまだBOφWYに属しているように思えてしまうけれど。
チェッカーズはそういった思想めいたコトを当時から言わなかった。音楽至上主義でもなく、ニッポン芸能界でチカラ一杯楽しんでいるように見えたのだ。飽きては壊し、次に行く。バンドを解散させたのも、基本的にはそのライン上にあったのだと思う。
柔らかなイメージ、バラードの多いシングル、バラエティー番組への出演・・・つくづくヤな感じ。純真な中学生を藤井郁弥にハマらせたのはなんだったのか。なんであんなにカッコよかったんだろう。おそらくそれはイマでも続いている、ジブンのデカくて泥臭い感じと対極にある小さくて軽やかでシャープなイメージへの憧れではないだろうか。
イマでもジブン的には小さくなりたいのだ。服とか靴をレディースでも買えてしまったりする体格と、中性的なイメージ。ひっくり返ってもボクの手には入らないモノ。そんなイメージと、「涙のリクエスト」だろうな、やっぱり。刷り込まれたチェッカーズは、イマでもチェックを着て、前髪を垂らしているから。
そんなチェッカーズ。一枚といわれたら取りあえず、コレ。天下無敵のアルバムです。ボーナス的な「Mr.BOY〜」は蛇足ですが、そういう止められない余計なノリノリ感もチェッカーズだというコトでひとつ。
2001/10/30