三谷幸喜監督の第二作。
前評判からひっぱった分と、実際に目にして感じた部分を一言にまとめると、「八木亜希子」になる。
田中邦衛もいい。細かーい出演者もみんないい。でも、八木亜希子。勝ち組だ。
幸せになりたい、そう心から思える。
そうするとここから先は蛇足にもなるが、劇場内であれだけ笑いの多かった映画は自分的にはかつてない。平日の昼間という都合もあるし、観客層にも違いはあるが、それでもこれは普段映画を見ない人々を巻き込んで行こうという制作側の意志の現れだと思う。
って言うか、みんな笑い過ぎ。喋りすぎ。「おとーさん、あれだーれ?」じゃないって。
いちいち説明すんな、おとーさん。一瞬ありがたかったじゃないか。
ただ、肝心の映画のスジ。そんな面白かったかなあ?
とても面白かったし、きっともう一度見に行くが、キャラクター達にヤラレまくりで全くストーリーを味わえていない。予定調和なラストだったし、それはいつものコトだが、いつものカタルシスがイマイチ。
続きはもう一度見てからね。
いわゆる「解説本」のようなものに目を通しておこうかおくまいか、実は観に行く当日まで決まらなかった。まあ「それはビデオの時でいいだろう」とし、基本的には素直な再観賞だったが、驚いたことに新しい発見はほとんどない。それと同時に、良かったところについて落胆させられることも全くなかった。
これは当たり前のようでいて、自分的には非常に珍しいこと。多分誰でも、昔観て面白かった映画をまた観て落胆させられた経験があると思う。ボクにもある。つまらなかっただけではなく、別の、昔はなんとも思わなかった部分にやたら感動したりして。でも、そういうのが全くないっていうのは本当に珍しい。取り敢えず物語を知っていることは、この映画を味わう上で全く障害にならない。やっぱり田中邦衛はイイし、八木亜希子はボクと結婚して欲しい。コレはすごいことだ。
良く練られたネタ、良く練られた脚本。素晴らしいのは、一度で伝え切るところ。二度三度観なくともいい。しかし、二度三度観たところで、面白さが損なわれるわけではない。並の力では出来ない芸当である。ネタを活かしたコメディーは、何度観てもよいものだ。
寂しかったのは、客席が薄かったので笑いがあまりなかったこと。ヘタにスクリーンで観るよりも、ビデオでいいから、仲間達とケタケタ笑いながら観るべきだろう。
うん、そうするべきだ。