シゴト場であるバイク乗りと話していたら、彼はボクの田舎に行ったコトがないらしい。
「行ってみたいんだよねー。」と彼は言った。
何にもないよ、と言ったら、「何があるの?」と返された。
えーとあなた、ヒトのハナシ聞いてますか。
その場で考えて、いくつかの観光名所を上げてはみた。
お城に滝、神社にあとは温泉?
そんなもん? そんだけ?
そんなわけがない。
いくらなんでも。
実際は名所旧跡はもっと色々とあったはずだ。
確か近所にも、ちっちゃい塚があった。
しかし、そんなもん見たいかなあ。
ボクはあまり旅行をしないので、正直何がしたくて旅に出るのかさっぱりわからない。
ボクならお城があればとりあえず行くかなあ。
でもまあ、その辺は趣味の範疇だよね。
写真で見たヤツの実物は、とりあえず確認してみたいかな。
で、おお、ホントだったんだ、とか思う。
別に疑ってるわけじゃないけどさ。
ごはんならみんな食べるよね。
せっかくだったら名物を食べたいな。
おいしくないのを確認するだけだとしても、それはそれで旅の醍醐味。
でも、ウチの田舎の名物って何だろう。
そうしてみると、ボクはあまりにジブンの田舎に対して無知だよな。
知らない土地から来たヒトには、そこがどんな場所か尋ねるのにな。
そんな時に、実のある答えを返したいよなあ。
おおさすが、とか思ってもらえるような答えを。
なかなかジブンの足下はうまく見えないとは言うけれど、18年もいたくせに情けない。
イヤで出たんだから、よけいいいところは目に入ってなかったんだな。
今度機会があったら、名所旧跡巡りをやってみようか。
意外と楽しいかもしれないけど、誰も付きあってくれなさそうだ。
それと同時に、ごはんも調べてみよう。
名物料理っておおよそなさそうだなあ。
つか、例えば大阪だったとして、うどんって名物料理なのか?
どこにでもあるじゃないか。
イマさら珍しくも何ともない。
やっぱりよそで食べられないものの方が名物っぽいじやない。
あー名物にうまいものがない理由がなんとなく。
こうね、何をする気にもならないなんて日もあるよね。
お風呂に入る気もしない、歯を磨く気もしない。
トイレもできれば行きたくない。
それはいつもかもな。
できればビールの二、三本もひっかけておふとんにくるまれたい。
ビールを飲むのは面倒くさくないんだけど、冷蔵庫に取りに行くのが面倒くさい。
だから買ってきたパックはその辺に置きっ放し。
みんなでよりそって、一生懸命冷を取っている。
けなげだのう。
ぐびり。
こんな日には、洗濯機とかでジブンを洗えればいいのになと思う。
脱いで、洗剤入れたらスイッチポン。
その日の服ごと入れば、一緒に綺麗になるよ。
もちろん乾燥機能付きでひとつ。
そんなコトはたまにあるよね。
おなかが気持ち悪ければ胃腸を取り出して引っくり返して洗いたい。
アタマが痛ければ、脳みそを取り外して洗いたいし、いやこれは付け置き洗いかな。
便秘だったり下痢だったりしたら、腸を取り外して洗いたい。
特に便秘なら、まずチューブを絞りきる。
腸詰めっていうシチュエーションだと思えばありだけど、これは食べられないからね。
いやまあ食べるヒトもいるけどさ。
絞りきったらその後、中に水を注いで洗う。
不安なら、引っくり返して手洗いする。
傷とか腫瘍とかあったら、その場で薬を塗る。
で、治るまで置いとくの。
歯だって目だって、それができればいいのに!
歯はちょっと、復旧が大変そうだけどまあ番号振っとけばいいじゃん。
それじゃ差し歯と同じだという気もするね。
だったら入れ歯にしとけば、並べる必要もない。
目玉も眼鏡みたいにしとけば、左右は間違えなくてすむよ。
間違えてもいいけどさ。
やっぱり気分の問題で。
そんな時でも救いなのは、やっぱり“冷たいビール=めんどくさい”を理解してるコト。
いくらめんどくさくても、ビールは冷たくなくちゃダメ!とかは言わない。
ただ、そういうのはヒトがヒトとして向上していく為に必要なこだわりかもしれない。
向上するめんどくささを放棄したい時にあきらめるのは当たり前だな。
そんなこんな言ってるうちにビールは四本なくなった。
そろそろおふとんの番である。
オチとかめんどくさいし。
シゴト場に砂時計が置いてあった。
どしたの?と聞いたら、煙草でもらったのだと答えた。
ふーん、と何気なくひっくり返してしばらく書類を作る。
ふと砂時計を見ると、全然落ちてない。
ひとふりして、また書類作りに戻る。
その後、何度見ても砂時計は止まっている。
タイム・リミットは永遠なのだな。
ドナルドの店頭にこんなのが置かれたらたまらんなあ。
おーい、重力には抵抗しなくていいんだよー?
どうしてそうやってムリしながら生きるのか。
ひとつしかない扉に、どうして全員で突進するのか。
自我なんて捨てて、ただ流れにカラダを預けられないのか。
中にひとりふたり、小錦でもいるんじゃないのかい?
密閉された空間で、そろそろ暑くもなってきたし、みんなで酸欠気味じゃないか?
実はもう、ぶちキレそうなんじゃないかい?
凶器は持ってないな?
ファイっ!
早く落ちた方が偉いと、連続優勝はまあムリだな。
何人かで手を組んで、進路を妨害しないとムリだ。
インチキがばれて、またよじ上ろうとされても困る。
いちばん底から、よいしょよいしょ。
つるつるすべる。
最初に落ちるのが偉いのはやっぱり、床が堅いところに落ちるからだろうな。
後から落ちるなら、柔らかい仲間の上に落ちるもんね。
ガラスの上には落ちたくないよな。
骨折するくらいですめばいいけど、死んじゃうかもしれない。
ああ、キミらは割れるかもしれないね。
えらいなあ。
でも、実際どうなのさ。
砂時計の砂であるってコトは、キモチいいの?
ずっと砂地としてそこにいて、ある日突然に、文字どおり天地がひっくり返るのだ。
そして天に空いているひとつの穴に、全員で突進していく。
ぎゅうぎゅうと詰められて、だんだんと落ちていく。
まさに蟻地獄のように落ちていくのだ。
そして穴を抜け出た瞬間の開放感!
びくびくしていただけに、感動もひとしおだ。
ああー、俺はイマ生きているなー。
べちゃっ。
あいたたべちゃたたたべあたちゃべあたちゃべあたちゃべちゃあいたシーン。
ホントここ一ヶ月ほどで休日が晴天だったコトがない。
いい加減涙も枯れ果てたし、何よりも外に出て遊ぶ気力が底をついた。
いやまあ涙はウソなんだけど。
そんなやる気のなさをかいくぐって、先日「ゴッド・ディーバ」を観た。
監督の前作「ティコ・ムーン」が好きだったので、それなりに期待はしてた。
評価はあまり芳しくはないけれど、まあ観てみないとこればっかりは。
それで雨の降りそうな中で出かける。
傘はちゃんと持ってる。
チケットショップで1,000円で買い求めて、映画館を間違えたりしながら何とか辿り着いた。
予告が始まってる中で席について、しみじみ予告を眺めている。
ハリーでっかくなったなあ。
本編入ってしばらくは楽しい。
何しろ世界がきっちりと作れているのはやっぱりさすがだなあと思う。
問題はその世界に慣れた後だな。
物語がちょっと薄いよ。
ちなみに監督はエンキ・ビラル。
フランスのイラストレーター兼漫画家みたいなヒト。
映画監督としては三作目だけど、本国ではもう大家的な扱いらしい。
ちなみにおおやではない。
帰りに本屋に寄ったら、彼の(彼?)マンガが積まれてた。
ちょっとめくったけど、薄っぺらい本だったのですぐやめた。
でも一冊3,000円近くしたよ。
すげえなー。
海外、それも欧米では世界観だけで高い評価があるんだよね。
どれだけ駄作でも、そこにある“世界”が評価されれば次に繋がる。
アメコミなんかは筆頭だけれど、世界観だけで一生食べていける。
世界の上で何が起きるかは、他の誰かが考える。
日本でいうなら、テレビ版のサザエさんか。
確か三谷幸喜がムカシ書いて使ってもらえなかったとか言ってた。
多分、サザエさんの“世界”を揺さぶったんだと思う。
考えてみると日本の漫画家に対する扱いは随分とシビアだ。
どれだけすごい独自の世界を提示したとしても、そこにドラマがなければ認められない。
大友克洋がどれだけすごいか、そしてどうしてマンガの大作を描かなくなったのか。
「AKIRA」読み返しちゃったよ。
だからこそ、日本のマンガの評価が高いのだとも思う。
世界を作るのが神のおシゴトだとしたら、ドラマを産むのはヒトのおシゴト。
それを楽しむのに資格は要らない。
だから厳しいのだと思う。
日本人でよかったな。
今年の初台風か。
野球は全部中止だ。
ドーム随分と増えたと思ってたけど、まだまだそうでもないんだね。
ドームの試合はこれくらいの雨では中止にならないもんね。
広島球場とかすごいよなー。
ある意味取っておきたい。
原爆ドームと並べて保存。
今年のセ・リーグはすごいね。
結果だけ見ればまさに実力伯仲。
パ・リーグがまだ順位っぽいのに比べれば、セはいつひっくり返ってもおかしくないよ。
巨人はホームランの多さを考えると、何で半分しか勝ってないの?って感じ。
新しいピッチャーを米国から買ってきたみたいだから、それでどう転ぶかだなあ。
例えば去年の突き放し方からすると全然少ないけど、いちおーまだ阪神一位。
井川と伊良部が復調すれば、もう少し楽な試合ができる気がするけど。
監督になって初めて知った、岡田のあの熱さにまだ期待の余地はある。
最初は堀内とキャラがかぶってるような気がしたもんだ。
全然違うなー。
それにしても今年は、近年まれに見る監督ブームだな。
去年までが話題に乏しかったというわけでもないのだろうけど、今年はやたらと目に付く。
中でも落合の采配ぶりは見事だなあ。
何にもしてないもんなー。
ここから選手のテンションが落ち始めてどうなるか。
絶対に見物だよ、楽しみだなあ。
しかしホント、もうちょっと投手戦が観たいよなー。
ぽこぽこぽこぽこ、そんな見せ場を作るのがシゴトじゃないでしょ。
巨人相手に一本も打たれないなんてのは至難の業なんだから。
だってあの打線じゃあ、全員四番じゃないか。
船頭多くして、船、山に登る。
ホントにそれができるなら、いくらでも船頭増やすけどな。
是非見てみたい。
今年は一度くらい球場に行こう。
そしてビールを飲もう。
観るだけだったらその辺の草野球観てるのと変わらないんだろうけどな。
プロならではの何かがあるに違いないよ。
すごいワザが。
でもあんまり細かいワザ見せられても困るよね。
だからきっとバッターばっかり喜ばれるんだ。
あと乱闘とかも楽しみー。
定期的に言っているような気がするけど、髪を切りたい。
まあこれが定期的でなかったらそれはそれで問題。
久しぶりに床屋にしようかなあ。
それともいつもの美容院に行こうかな。
うむー悩むー。
別に美容院にこだわる理由はない。
単にしっくりきたからずっと切ってもらってるだけで、美容院な理由は何もない。
でも、床屋な理由ならあるね。
たまにはカオを剃ってもらいたいじゃない。
あれは、どうして美容院ではやってくれないのかなあ。
女性だってカオは剃ってるだろうに。
あのあっついあわあわを塗りたくられて、じょりじょりと剃られていく。
もちろん眉の周りも剃ってもらう。
眉の下はちょっと恐いので、何度もやってもらってるヒトでないと恐い。
一見さんお断りポイントだ。
カオだけじゃなく、うなじもやってもらう。
首の後ろなんて、普段は全然やらないけどやりたい場所だ。
電車とかで、ヒトのうなじを見るとよくわかるよね。
お互いに剃りあえればいいのに。
いやでも知らないヒトだし。
傷とか付けたら困るよねー。
どうせ頼むなら、電車の中で器用にマスカラ付けてるヒトに頼もう。
技術が信用できても、いまいち人間的に信用できなさそうな気が。
いやまあ誰だって電車の中でいきなりそんなコト頼まれたらなあ。
ボクだってきっとやらないなあ。
むしろ積極的にやりたくないなあ。
少なくともはした金なら断る。
そもそもはした金の定義も問題だけど、多分はした金で床屋には行けると思う。
はした金でごはんを食べて、はした金でボクらは眠る。
そして起きたらまた懸命にはした金を稼ぐのだ。
所詮ボクらははしたビト。
それでもヒトのうなじを電車の中で剃ってまで、はした金は要らない。
そんな悪いおシゴトじゃないかもな。
いやいやいやいや。
そういや床屋って、コドモにはお菓子とかくれるよね。
たしか中学生になったらくれなくなったんだ。
それが分かる辺り、地域密着型の職業だなあ。
地域密着型の美容院って、パーマ屋とか言わなかった?
床屋にはマンガ雑誌があって、美容院には女性週刊誌があったのだ。
これはまあはしたネタなんだけど、要る?
最近身分証明書を提示してないなあ。
免許証とか持ち歩いてるけど、落とした時の面倒臭さを考えるとやめた方がいいかな。
どうせ運転とかしないんだし、しまっておこう。
そっちの方がよっぽど無くしそうな予感。
考えてみると、ホント随分と使ってない。
最後に使ったのは、もう何年も前に初診の窓口に出したのか。
それは保険証だけど、まあ似たようなもんだ。
免許証と保険証がやっぱりメジャーだなあ。
いちいちパスポート出すヤツとかいないよな。
学生証・社員証はいまいち使われてない気がする。
こっちの方が“身分”証明にはふさわしいだろ。
免許証や保険証で証明できるのは“身分”じゃなくて“身元”だ。
身元証明書って、なぜ言わないんだ?
何か不穏な雰囲気が漂うからか。
なぜそんなイメージが。
職務質問とかされた時には必要なのかしら。
そんなコトないよな。
やっぱりいちばん必要なのは事故に遭った時か。
意識不明の重体で、身元を調べたい時にはピッタリだ。
でも、それだったら別に手帳でもいいよな。
一枚目に血液型とかアレルギーとかと合わせてあればベスト。
うん、実際便利そうだな。
そういえば学生証って、学割取ったり映画観たりする時しか活用されなかったなあ。
社員証にいたっては何の特典もないもんで、持ち歩いてさえいない。
ホントは常時携帯してなきゃいけないコトになってんだけど、めんどくさいよ。
定期券すら提示しなくても買えてしまう。
何か有効な使い道ないかなあ。
なきゃ、名刺で充分だってコトになっちゃうよ。
それもさみしい。
ボクが誰かなんてコト、誰も気にしてないのかな。
だから誰も訊かないのか、いやでも、ボクも訊かないな。
それは別に、興味がないから訊かないわけじゃないよ。
証明書よりも、目の前の誰かを信じたいんだ。
それに、違ってても別にいいよね?
窓口では逆に、“誰か”には興味がなくて、“証明書”に用がある。
だからボクらはパウチされた紙の背後に回る。
こいつがなければ引っ越しひとつできないボク。
恨みはないが、どうにもしゃくだなあ。
いつか背後から一撃くらわしてやりたいなあ。
へのへのもへじとか。
明け方にうつらうつらしながら、たいくの授業を受けてる夢を見た。
ジャージとか久しぶりに着た。
いやホントは着てないんだけど。
ちなみにやってたのはマットと跳び箱。
たいくって言うと、なぜかたいく館なイメージ。
外でサッカーとかやってたコトもあるはずだがな。
キーパーがいちばん楽なのだ。
でもたいくって言うとどうもたいく館な感じだ。
窓から差し込んでくる日光、国道から聞こえてくる車の音。
たいく館シューズの立てるキュッキュッという音。
ボクの記憶の中にあるのは、オンナノコのブルマ。
オトコノコなら短パンかジャージ。
そもそもブルマと短パンに別れたのはなぜだ。
まあどうでもいい。
バスケとかバレーボールもあったはずだけどなあ。
3ポイントを100本、とかはやらなかったな。
まあ人生に於いてマット運動とどっちが大切かと問われると確かに。
応用してるかい?
夢の中でもそうだったけど、どうもたいくというと“やらされてる”イメージが強い。
跳び箱を何度も飛ばされたりとか、逆立ちを何度もやらされたり。
屋外なら鉄棒とかリフティングね。
ごめんなさいね一通りやらされててね。
しかしどれひとつとして卒業してからはやってない。
何ひとつ何の役にも立ってない。
この先、鉄棒を握るコトはあるだろうか。
握りたくないわけじゃないけど、ボクの前に鉄棒が出現するコトがないだろう。
わざわざ探しに行かないぞ。
繰り返して体に叩き込むのが有効な方法だというのは理解している。
しかしそれ以前に体に叩き込んで何かいいコトがあるのか。
イマ、ボクの目の前に跳び箱が出現して、「俺を越えていけ」って言ったら?
ボクはヤツを倒せるのか。
現実はいつだっていきなりだ。
そんな哀愁を背負ったたいくの想い出。
屋外でさわやかな汗を流したイメージが強いヒトもいるだろう。
そのイメージは大切にしてほしい。
ボクはボクのイメージを抱えてこれからも生きていく。
たいくたいくたいくたいくたいく。
ところでいがひとつ足りないんだけどどこ行った?
テレビ見てると外国のヒトいっぱいいるねえ。
タレントさんだけじゃなくて、プロスポーツ選手や学者さん。
みんな生まれた場所から遠く離れて生きているんだねえ。
いったい何が楽しくて。
ただ単におカネを稼ぐ為のおシゴトじゃなくて、彼らにはおシゴトisマイライフなわけだ。
どこでジブンがいちばん活かされるのかを考えて、彼らは日本へやってきた。
慣れない国へ来て、慣れないコトバを覚え、やっとおシゴトに取りかかれる。
例えばユンソナとか、日本へ来た頃は全然しゃべれなかったのにね。
しゃべれるようになる過程を考えると、どれだけ頑張ったのかがわかる。
しかしそこまでしてどうして日本でタレントになろうと思ったのかは分からない。
不思議。
学者さんなんかは、分かりやすいよね。
ダニエル・カールとかは研究しているものがある場所に住んでいるわけだ。
もともと好きだから研究対象にするのだろうし、コトバが分かれば壁が一枚少ないしね。
それでもともだちや家族に別れを告げて来るのだろうから、それは寂しいな。
いつでも帰れる距離じゃないからなあ。
シゴト相手に奄美大島から来てるヒトがいて、そのヒトはこっちで家庭を持った。
もう何年も帰ってないから、家族で帰ろうとするとものすごい額のおカネがかかるそうだ。
お土産代とかも含めての話らしいけど、そのせいでもうずっと帰ってないって言ってた。
ふるさとを捨てたわけではなくても、結局は同じようなコトになってしまっている。
同じ国内でもそうなのに、国を跨いだらどうなるか。
かくいうボクも、田舎から出てきた。
いちおー年に二回ほどは帰ってる。
まあたいした距離じゃないしね。
それでも田舎のともだちずいぶん減ったなあ。
普段まったく連絡取らないもの。
それは素直に寂しいなあ。
ヒトは色々なものを得たり手放したりしながら生きてるんだね。
おカネを得れば時間が無くなり、お酒を得れば記憶が無くなる。
つまりボクの場合、おカネ=記憶と言えなくもない。
SFっぽいなあ。
みんなは何を捨てたの?
大事なものも、そうでないものもいっぱいあったよね。
手にするばかりの欲張りさんは、もっと大切なものを手にするコトができないと思う。
ジブンいちばん、周りは全部ドレイとか思ってないかい?
六本木をうろついている外国人は、何を捨ててきたのかな。
なんかあのヒトたちって、何にも捨ててなさそうな気がする。
ふるさとにともだちなんていなかったんじゃないかという気すらする。
そもそもあそこで何してんのあのヒトたち。
怖いんですけど。
朝、定期券を自動改札に入れながら思った。
ムカシこんなのあったよな。
身近に確か、あったよな。
そんなコトを考えながら電車に揺られる。
ばんごはんを買い出しに松屋に行って、お札を券売機に入れる。
これだ! おカネだ!
ガイコツの貯金箱だよ。
あの、コインを乗せてスイッチを押すと、ガイコツの手が出てきてコインを持っていく。
なぜか意味もなくスケルトンだったっけ。
で、その後、いったいどこが似てるんだかわからなくなった。
そんなコトってたまにある。
でも、どこかが似てるはずだ。
そうでないと、思い付くわけがない。
決してそうとも言い切れない部分は確かにあるけど、今日は多分違う。
がんばる。
エレベーターに乗ろうとして、扉がちょうど閉じた体験はお持ちだろうか。
条件反射で、肩を中に入れてできるだけカラダの幅を減らそうとしない?
あわてて乗ろうとしてて、そうなるかも知れないという予想はついてるのに。
ちょっとカラダの幅を減らしたって、何の役にも立たないのに。
それよりも前に向って急いだ方がよっぽどいいのに。
ボクだけじゃないでしょ?
もちろんそれが電車の扉だって同じだね。
これは動かないエスカレーターに、そうと知ってても乗る時に違和感を感じるのとは違う。
エスカレーターを知らないヒトなら、そんなコトにはならないはずだ。
もしなったら、エスカレーターが生物工学にでも基づいて設計されているというコトだろ。
機械とは違う、もっと生き物の本能に根ざす何かがあの中にあるというコト。
お札とか定期とかは、自動の差し込み口に入れると途中で吸い込まれてしまう。
そんなコト分かってるのに、ボクはいつもちょっと手を引いてしまう。
持っていかれてしまうよ。
連れていかれてしまうよ!
ガイコツの手が連れていくよう!
おお繋がった。
返ってくるのが分かっていても、一瞬戸惑ってしまう。
あの中で、あの一瞬、ボクの定期は何をされているのか。
喋れないボクの定期は、何かとんでもない陵辱を受けているのではないか。
ガイコツに吸い込まれたボクのコインは、中で何をされていたのか。
ああその為のスケルトン。
露出プレイ!?
そんな貯金箱を与えられたコドモは、おおよそまっすぐは育たないような気がするな。
ああどうりで。
シゴト場で、ずいぶん前に入ったおシゴトがあった。
前金を入れてもらうシステムなのだが、その前金が契約からこっち、さっぱり入ってない。
そもそもそのおシゴトの有無まで含めて問い合わせてみようと、連絡してみた。
そしたら「お金を持って伺います」と言われた。
ではついでに打ち合わせをしましょうと言って、電話を切った。
忘れてたのかな?
そんで約束の日の約束の時間、それが二度すっぽかされた。
つまりボクは、二度待ちぼうけた。
以前も同じイベントでそのヒトとは面識があったので、大目に見て三度目の正直に挑む。
今度やったら大目に見ないからな。
むしろ多めに見てやるぞ。
何ってもちろんおシゴトの見積もりだ。
別にボクにスルーで入るわけじゃないけどさ。
果たして三度目の正直、彼は約束通りに現れた。
おカネを持って、さらに資料を持ってやってきた。
ついでにカオにあざを作ってやってきた。
唇の端も切れてる。
経緯が経緯だけに、気になっている。
会社で何かトラブったんじゃないかなあ。
気付いてもいいものやらどうやら、打ち合わせている間中考えていた。
そしてボクは、最終的に気付かないコトにしたのだ。
あれは薮だ。
それも茂りまくった。
もちろん全然関係ないケガという可能性もある。
最近調子があまり良くなくて、忘れっぽい上によくころぶんです、かもしれない。
それならいいんだけど、それはそれでいやだな。
リタイヤ間近かよ。
しかしもうおカネはもらった。
どんなおカネであろうと、おカネはおカネ。
賽は投げられたのだ。
彼の甚大なる努力により投げられた賽、決してムダにしないように転がそう。
そしていい目を出してみせる。
イカサマ言うな。
とりあえずホッとしたボクらは、そのおシゴトのシフトを組み、発注物を整理した。
これでもうだいじょうぶ。
問題はあと一ヶ月弱、彼の会社が保つかどうかだなあ。
果たして彼はそれまでにあと何回ころぶのか。
久しぶりにJOURNEYを、でっかい音で聴いた。
いやあ、すごいなあ、売れただけのコトはあるよなあ。
ボクが中学か高校の頃だよ。
うわあそれ何年前。
当時は“産業ロック”とか言われてたんだ。
ロック好きとして、大きな声で好きとか言えない類いのジャンルだった。
というか、当時はもっと他に聴きたいジャンルがあったのだ。
だから産業ロックっていうだけで選択肢からは外してきた。
BOSTONやSTYX、FOREIGNERにR.E.O.SPEEDWAGONなども同じ目にあわされている。
一部例外もあるが、ボクによって謂れのない迫害を受けてきたわけだ。
かわいそうに。
イマとなってはどのバンドもいちおーは通過してきた。
でも、きちんと聴いたアルバムは、決して多くはないな。
まあクオリティーは保証されてるわけだから、別に10年後でもダイジョーブだろう。
老後の楽しみだと思えばいい。
確か当時は、BON JOVIもその一派だった。
でも、メタル全盛のおかげでどうしても聴こえてきたのだ。
クラスにBON JOVI狂がいたのもあって、むりやりにでも聴かされてた。
イマでも当時のBON JOVIは、ちゃんと覚えてるなあ。
大学入ってからはまるで聴かなくなったけどな。
まあそんなコトもある。
大学入ってからこっち、しばらくはレッテルとかジャンルとかで差別してた。
でも、“聴かなきゃいけないもの”が一段落すると、その壁は消えた。
壁は、元からあったわけじゃない。
効率良くジブンの欲求を満たす為に仮想で建てただけだ。
例えばボクに無尽蔵な時間とおカネがあれば、そんな仮想壁は建てなくてすんだのに。
イマだってそうだね。
時間的な理由か、それとも金銭的な理由かはさておき、ボクらはいつでも差別してる。
まるで葡萄を取れなかった狐のように理不尽なヤツになる。
色々と手を延ばさない理由をつけるけど、どれもこれも理由になんかなってやしないんだ。
言い訳が達者なのは、決していいコトじゃないね。
ジブンまでだまされてしまうよ。
壁はジブンに対して何ひとつプラスに働かない。
浸食を遮りながら、ジブンを閉じ込めている。
それが必要な時は確かにあるけれど、それを解き放つべき時も確かにある。
タイミングを外すと、ずるずると見苦しい姿で進む羽目になる。
それはただの視野の狭い頑固オヤジだ。
まあ視野の広い頑固オヤジもそれはそれで困る。
つうか、なりそうだし。
犬派か猫派かと尋ねられたら、迷わずボクは犬派なわけだ。
もちろん世の中には猫派のヒトも限りなくたくさんいる。
そうして世界は回っている。
犬派・猫派を語るというコトは、とりもなおさずジブンがどう見られたいかというコトだ。
ミステリアスを気取りたいヒトは、決して犬派とは言わない。
誠実・従順を売りにするヒトは、決して猫派とは言わないだろう。
もちろんこれは、“気取りたい”ヒトのハナシね。
そういうヒトは、犬猫をそういう風に見ているわけだ。
でも、実際にどうなのかは誰にも分からない。
猫が“シャーっ”てすごむのは蛇の真似だという学説もあるが、それもどうだか。
ちなみにボクは、生まれた時から犬と暮らしてきた。
それでも犬が何かを考えているとはどうも思えないなあ。
喰う寝る遊ぶ以外の何かが果たしてあいつらに必要なのか。
果たしてボクにも必要なのか。
ボクの手元に「猫の贈り物」という本がある。
作者はリー・W・ラトリッジ、訳は鷺沢萠。
ある家庭の飼い猫の視点で周囲を語るのだが、その猫がまあ、色々なコトを考える。
ヒトと全く同じように考え、行動し、感情に振り回される。
ボクが猫派ではないからかも知れないけれど、猫が好きになれる一冊だ。
ちなみに訳者も犬派で、犬を実際に飼っていた。
彼女はあとがきにこう書いている。(以下意訳)
“これを訳して以降、猫を見ると、ホントは考え事してんじゃないの?と思う。”
“ちなみに私は犬を飼っているが、断言してもいいが犬は決して考え事などしていない。”
犬に関してはそう思うし、今後猫を見かけたらそう考えてしまうかも知れない。
これは犬派の捉え方だろうか。
“猫ならやりかねない”と思ってしまうのは。
これは最近の中近東のヒトに対する扱いに似てる。
“それっぽい”というだけで通報されてしまう不思議。
よく知りもしないヒトだけが持つ感想だろうか。
猫派のヒトは、これを読んでどう考えるのだろう?
当たり前のコトをなぜいちいち書くのだ?とか思うだろうか。
それともジブン家の猫を見て、思わせぶりに「ふーん」とかつぶやくだろうか。
それもよし、これもよし、どのみちお宅の猫をちょっと見直すきっかけにはなると思う。
これの犬版とかあっても、たいしておもしろいとは思えないのはどうしてだろう。
犬視点の物語って、考えてみると読んだコトがない。
だいたい脇役でちょっといて、主役のサポートをしてたりする。
そうか、主役は常に猫の方か。
じゃあボクも今日から猫になろうかにゃー。
にゃー言うだけで猫になれれば猫耳屋はどうすれば。
夕べは帰ってから、暗闇の中でベランダにおふとんを持ち出してみた。
シーツを洗濯機に放り込み、回しながらおふとんをばさんばさんと叩く。
暗闇に飛び散る白い粉。
ロマンティック。
夜中にふとんを叩いてはいけないなんて法律はどこにもないはずだ。
それでも叩く毎に周辺に響き渡る音はちょっと罪悪感。
21:00そこらだからできる芸当だな。
夜中と呼ぶにはまだ早い。
別に悪いコトではないけれど、あんな時間にあんなコトをしていたのは恥ずかしい。
何が恥ずかしいって、ご近所に筒抜けなのが恥ずかしい。
あらあら、よっぽどお忙しいのねえ。
それとも何かこぼしたのかしら。
おふとんの上で、おかしでも食べててこぼしたんじゃないの?
いやまあそれくらいのコトならフツーにやりますけれども。
なんだかんだと晴れに当たらないので、結局そういう手段を取ってみた。
実は布団乾燥機も持ってはいるので、そのうち動かしてやろうかと思っている。
久しく使ってないけれど、ちゃんと動くのだろうか。
梅雨を乗り切る為に、ふかふかのおふとんが要るのだよ。
ボクにそんなおふとんをおくれよ。
もしもふとんにヒトと同じような感性があるのなら、干されたいヤツと干されたくないヤツがいるのだと思う。
どちらかと言うと布団乾燥機の方が好きなヤツ、むしろどんどんせんべい化したいヤツ、
ジブンのコトをぬいぐるみだと思っているヤツもいるかもしれない。
なんかあり得る気がしてきた。
ウチのはどう考えているんだろう。
そもそもボクに満足しているんだろうか。
もうかれこれ15年も使っているおふとんセット。
よもやぬいぐるみだとは思ってないだろうな。
もしそうだとしたら、ボクはこの15年ずっとぬいぐるみと寝てきたコトになってしまう。
それは困る?
別に困らないな。
マクラマンが現れたら、フツーの枕もぬいぐるみじゃないか。
そんなコト気にして、豊かな睡眠が得られるかい。
いやむしろ、もしかしたらその方が豊かな睡眠になったりして。
むにゃむにゃにやにや。
コドモの頃は、好きなバンドがテレビに出たらマメにチェックしてたもんだ。
でも、最近はほとんどしてない。
例えばウタダが新曲プロモーションでテレビ出てたのもほとんど見てない。
わかっててそこにテレビがあれば見るけどさ。
音楽についてもそうで、いくら好きなバンドでもブートまでは買わない。
これにはもうひとつ理由があって、ボクはボクにブートに手を出すコトを禁じてるのだ。
アーティストの権利がどうこうと、大層なお題目を並べるつもりはまるでない。
単にブートまで行くと戻ってこられなくなるからだ。
中古盤を買うヒトは、アーティストの権利がどうこう言わない。
でもまあ、ヒトが持ってればダビングさせてもらったりはする。
タレントさんでも同じで、テレビに出てると見るのを映画だと見にいかなかったり。
おカネを出す/出さないの基準は、曖昧ながら確固としてそこにある。
恋愛対象の基準と似てる。
なんでボクじゃなくてあいつなんだ?
そんな疑問に決して答えが出るコトはない。
どんなに理想を並べ立てても、その理想と恋に落ちるかどうかなんてわからない。
恋はまるで落とし穴のように、ボクらを待ち受ける。
落ちたいも落ちたくないも関係なく、積み上げてきた全てを台無しにする勢いで。
でも芸能人に対する入れあげ方って恋愛とはちょっと違うね。
恋愛なら、一方通行ではいいわけないものな。
常に見返りを求めるもの、それが愛だ。
いつも笑っててもらいたいが為に、何だってしようと思うのだ。
ある意味、無償の愛と言ってもいい。
恋はひとりでもできるのにな。
その意味からすれば、芸能人に対する愛情は恋に近い。
下心。
先日退職してしまったのだが、シゴト場に杉様の大ファンがいた。
交流会はもちろん欠かさず、本人の自宅に泊まるツアーにも参加したそうだ
泊まらせる方も泊まらせる方だと思うが、ファンはそこには気付かない。
これが一般のヒトならストーカーとヒモである。
傍から見ればこれは恋愛だろう。
しかし相手が芸能人というだけで、これは恋愛ではなくなる。
ファンクラブとかつまり、ストーカーの集まり?
持ちつ持たれつだとは思うが、ファンって不思議。
ボクは誰のファンクラブにも入ってないけど、入っても観たいのしか観ないと思う。
でも、ファンクラブってコンプリートするのが当然みたいな雰囲気って確かにある。
恋に落ちて盲目になるコトは、もうボクにはできないんだ。
好きなものか、興味を引くものだけでいいよ。
それでも誰か、ボクの為に落とし穴を掘ってくれないかなと思うコトもあるんだ。
竹やりはいらん竹やりは。
ついに休日に晴れたよ!
おふとんをベランダに出そうガラガラぶおおおおー風が強いなあ。
しかしだてに六階に住んでないのだ。
対策は万全なのだ。
もちろん対策というほどのものではないけれど、干したおふとんを縛るのだ。
メインぶとんと、客用ぶとんを干して、その分のシーツも洗う。
他にも洗うものがあるけれど、物干はかぶりぶとんに占領されている。
風に吹かれて窓にぶつかってるよ。
よけいに汚れたりしないかなあ。
まあその場合、窓は綺麗になるだろうからそれはそれで。
希望通り部屋は薄暗くなったけど、風が強いので気が気じゃない。
洗濯が終わってシーツを干すと、さらに気が気じゃない。
ビールは飲むけど、どうもぶいんぶいんと吹く風が気になって落ち着けないなあ。
ぐうーすやすや。
畳の上でも眠りやすい季節だねえ。
もうTシャツ一枚でも平気だな。
すっかり夏日。
明日からはわからないけど、今日は夏気分。
泳ぎにでも行くかい?
そういえばたまちゃんは、イマどこを泳いでいるのかねえ。
そもそも見られてたあざらしは、全部たまちゃんだったのか。
イマ頃あの、白装束集団に可愛がられてるんじゃないの?
だから最近めっきり、白装束軍団出てこないんじゃないの。
お目当てのものは手に入ったから。
まあそれでおとなしくしててくれるならいいかな。
所詮野良あざらし。
別にどこにも行かなかった休日だったけれども、それはそれでいい気分。
ずっと求めてやまなかったものを、やっと手に入れたんだ。
梅雨が本格的に来る前に、どうしてもやっておきたかったんだ。
おふとんにごはんを。
縛られてごはんを食べるのも大変だろうが、あきらめてもらった。
それもこれも、全てが愛のなせるワザ。
なんかちょっとSMっぽいかな。
野外露出まで入ってるし。
しかも叩いたわそう言えば!