街角などにはよく看板や注意書きが出ている。
よく見てみると、だいたいはフォントがいじられている。
いちばん見せたい部分は赤文字になっているのが多い。
ところが赤というのは褪せやすい色なので、すぐに薄くなってしまう。
結果“決して しないでください”というようなミョーな看板が出来上がる。
ホントにそうして欲しいなら、こまめに手を入れるべきだと思うのだが。
きっと時代に添わなくなったから自然に消えたのだろうな。
褪せたワケじゃないんだ。
“消えるペン”なんて商品があると聞いたコトがある。
一年だか三年だか忘れたけれど、それくらいでインクが消える。
スパイが使うのか。
何かの四コマ漫画でネタになってたんだったっけか。
色々と用途を想像した挙げ句に「いちおう」買っていくのだ。
彼らに使う日は、来るのだろうか。
ボクは何に使おうかな。
契約書を書くのに使おうか。
借金の申込書。
「こらあっ! こっちには契約書があるんだぞっ。」
何も書いてないじゃないですか。
「あれっ?」
あ、ハンコが押してあるか。
ヘタに消えてたら、もっとひどいコトを勝手に書かれそうだな。
そうだ、朱肉にしよう。
どんなにハンコを押しても、すぐに消える。
これでもう安心だ。
どんどんおカネを借りまくろう。
みんなが使い出したらあっという間に使えなくなるな。
備え付けの朱肉以外は使用できなくなる。
この朱肉がクセ者で、ジツは分身引っ越しが可能という優れモノ。
もっとひどい契約書のトコロまで、えっちらおっちら言われるがままに。
「おい、あっちの書類へ行ってくれ。」
「はーい、よいしょよいしょ。」
「次はあっちだ。」
「へいへい。よいしょよいしょ。」
「それじゃ次は。」
「すいません、ちょっと薄くなってきたんですが、インク継ぎ足してもらえませんか。」
「ばかやろう、そんな事ができるか。もういい、あっちのメモ用紙にでも引っ付いてろ。」
ひどい。
そのうち反乱が起こるな。
担当者が朝起きると、カオ中に薄くなったハンコだらけ。
洗っても洗っても落ちない。
「うわああああっ、助けてくれえっ!」
「僕達を解放すると誓いますか。」
「誓う、誓うから!」
「それでは。」
次々とカオから離れていくハンコたち。
事務所に戻り、スタンプ台を担ぎ上げて、
「お世話になりました」
と、朝日の中へ去っていくのでありました。
まる。
でも、赤いからすぐに褪せて消えてしまう。
スタンプ台の、明日はどっちだ。
以前、「アリ」を観た帰りに拳が握り込まれていたというハナシをした。
映画とかを観た帰りにはありがちなコトである。
色んな現象が起こる。
ボクシング映画を観て、拳が握り込まれるなんてしごく当然だろう。
で、先日、イマさらながら映画館で「ムーラン・ルージュ」を観てきた。
それについては色々あるのだけれど、ベツの機会に譲るコトにする。
どんな映画かと言うと、要するに“ミュージカル・ラヴ・ストーリー”なのだ。
歌う歌う、踊る踊る。
あるイミでは「ムトゥ」に匹敵すると言ってもいいと思う。
そんな映画を観て、家に帰って来て音楽を流す。
いつものように口ずさみながら風呂の支度とかしたりする。
ふと気付いた。
いつもと違う。
マイクがドコにもない。
こんなトコに出たか、ムーラン・ルージュ。
ていうか、そこで同時に気付いた。
ボクは熱が入ってくるとマイクを設定してたのか。
握ったりはしないけれど、いつだって意識の中にあるマイクロフォン。
これからはマイクを意識の外に放り出そうと思う。
あんなモノに捕われていてはいけないのだ。
マイクなんか無くたって、歌は歌であり続けるコトができるのだ。
なんだったら踊ったっていいのだ。
踊れ! 歌え! 部屋の中で!
となりは何をするヒトぞ。
ヒミツ。
「屍鬼」を読んでいる。
おもしろいな、コレ。
「屍鬼」というのはつまり、物理的に隔離された村でのハナシ。
内容を説明するのは避けるけれど、読むがいいと思う。
ただ、その“村”のエピソードが結構身につまされる部分があって、そうそう、とか思ったりしている。
内側で固まりがちで、よそ者に対して簡単にココロを開かない、とかはその典型だろう。
イナカのヒトは親切だ、みたいなハナシをよく聞く。
はっきり言うが、それはまやかしだ。
ジブンが“よそ者”であるコトを前提として接されているから、親切だ、という認識に留まる。
これで勘違いして移住したりすると、あれ?となるコト間違いない。
まあそこまで言うホドのコトもないが、見え方が全く違うのは保証する。
それでも最近はマシになったというようなハナシも聞く。
イナカの友人の奥さんに、よそから引っ張ってきたヒトがひとりいる。
そのヒトのまわりにも同じ境遇のヒトがいたらしく、随分と恐いハナシを聞かされたらしい。
でも、そこまでひどいコトにはなっていないと言っていた。
ハナシによれば彼女は働き者で、コドモ、それも男の子をふたり産んでるし。
あまり文句の付けようがないらしいからね。
あの奥さんを連れてきたコトで、彼の評判までも上がったそうだ。
ボク的にもいがーい。
あいつにそんな甲斐性が。
でも、先日も言ったように、ボクはとなりの部屋の住人のカオを知らない。
これとあれとのどっちがいいのかなんて、ボクにはわからない。
カオぐらい、というか挨拶くらいはしておきたいと思ったりもするけれど、イマさら、ねえ。
すっかりタイミングを見失ってしまったなあ。
そのうち玄関ではちあうコトもあるだろう。
「屍鬼」の村がどうなってしまうのかはまだまだわからない。
同じように、ボクの育ったあの町がどうなってしまうのかもまだまだわからない。
ついでにボクもどうなってしまうのかわからない。
どうなってしまうのだろうか。
できればいい方に転んでもらいたいモノだなあ。
特に三番目。
おシゴト中にレジャーシートを見つけた。
捨てるか、と思って拾い上げると、ミョーに小さい。
60センチ×40センチくらい。
ちっさいなあ、と思ってよくみるとレジャーシートではない。
空気を入れる穴がある。
エアクッションか。
パンダが空に浮かんでいる。
ぷうぷうぷうぷうぷう。
「カオが赤くなってるよ?」
ダイジョーブ。
10分もやっただろうか、もっと短かっただろうか。
とにかくふくらんだパンダ。
ひとりで和んでみた。
うにゃあ〜。
疲れたんだか、和んでるんだかよくわからない。
この際それはどっちでもいい。
みっともないというコトだけはハッキリしている。
控えでの休憩中だったからよかったようなモノの、抱えたまま現場に戻ろうとした一瞬もあった。
おもちゃは置いていきなさい。
小学生がされる小言である。
用があって桜木町まで出向いた。
ここに来るといつも思う。
“明け方の街 桜木町で
こんなとこに来るはずもないのに”
確かにそうだ。
そんな特別な街には見えないな。
そうやってある街に特別な思い入れを持つコトはたまにある。
ボクも未だに自由が丘とかには特別なイメージがある。
街にしてみればいい迷惑だろうけど。
地方に行ったって、今どき土地柄があっさり見えるワケもなし。
方言を見つけるだけでいっぱいいっぱい。
でも、地方都市には憧れがある。
食べ物とともに、どうしても欲してしまう土地柄。
ジブンのイナカには、もうすでに期待はしてない。
いや、正確に言うと、期待を奥に押し込めることに成功している。
いつ前面に出てくるのだろうか。
母の味、とかに期待のあるヒトは多いと思う。
でも、実際には母だって同じ味を作り続けるコトはない。
ボクはもう、母の味すらも忘れかけている。
桜木町のように、ちょっとした隙間に思い出してしまう、なんてコトはない。
変わり続けるボクらと、同じ思い入れに縛られるボクら。
両立するのが不思議なくらい。
ちょっとうまくいった思い出を抱えて、ボクらは前に進もうとする。
次もうまくいくなんて保証はドコにもないのに、ボクらは桜木町に期待してしまう。
桜木町を忘れるべき時が、すぐそこに来ているのではないだろうか。
桜木町的にはいい迷惑だろうが。
食べやすいカニがあったら、もっと商談の席とかに使われると思う。
カニ無口なんて、できればない方がいいのにな。
でも、手間を省くのがいいコトとは限らない。
カニだって、枝豆だって、取り出して皿に盛られてもあまり食欲をそそらない。
焼肉だって、焼いたヤツを皿に盛られるのと、コンロでジブンで焼くのとでは全然違う。
手間もおいしさの一要素だな。
空腹は最上のソース、とかいうのと同じかも。
以前からどうも気になる商品がある。
最近やっと食べるコトができた。
“甘栗剥いちゃいました”である。
これこそありなのか。
だいたい甘栗の中身って、そんなきれいなモンじゃない。
ぱりぱりと自分の手で剥き出しにするからいいんじゃないの。
他にも当てはまるハナシがありそうな。
秋なので、炊き込みご飯とかおこわとかの季節だなあ、と思ったりする。
栗ご飯とかも好き。
あの栗はきれいだよね。
甘栗とは違って、まだまだ踏み荒らされていない感じ。
ベツにどっちがイイとかいうハナシじゃないとは思うんだけれど、心情的には剥きたいな。
剥いて剥いて剥きまくりたい。
もちろん限度はある。
どこら辺までかはナイショだが。
ただ、以前にドナルドでポテトをもらった時に、塩を多めにしてくれ、と言ったコトがある。
そしたら店員は、塩をベツに添えて持たせてくれた。
違うでしょ、そうじゃないでしょ?
味付けの秘密を晒されたような気分だ。
そこは見せてはいけない部分じゃないのか。
こっちはそこで手間をかけたくはないんだよ。
そこはわかってくれないと。
“ストーマ”というモノがある。
日本語で言うと、“人工肛門”だ。
モトが何語なのかは知らない。
医学用語ならドイツ語かしら。
つまりオシリに異常があったり、腸に異常があったりする時に装着する。
位置としては横っ腹。
で、ここからが今日の本題。
ジブンのオシリの穴を他人の目に晒したコトがない、と言い切れるヒトはあまりいないと思う。
不特定多数じゃなくて、限定はされていてもひとりやふたりやさんにんやよにん。
何人くらいからが“多い”のかがわからないな。
もちろん赤ちゃんの頃は除く。
あれは恥ずかしい。
何というか、やっぱり見せるモンじゃないな。
そうか、だから見たいのか。
言っとくけれど、誰のでも見たいワケじゃないよ。
例えば、いつぞやDVDのえっちモノを借りたコトがあった。
その時に、特典映像とか言って、オシリの穴を延々映してるのが付いてたのだ。
正直面白くも何ともない。
最後まで見ても(見たのかよ)何かあるワケじゃないし。
やっぱり好意があってこそのお話なんです、これは。
どう力説しても、しょせんはオシリのハナシなので諦めて先に進む。
付き合ってる相手にだって好んでは見せないモノを、友達に見せるワケがない。
でも、横っ腹くらいなら、友達にだって見せるよね?
すでに次に出てくるハナシの想像はついたと思う。
そしてげんなりしていると思う。
ボクもしている。
「まったくこの子は・・・」と出来の悪いジブンのコドモを眺めるのってこんな気分かも。
そう思いながら画面を眺めている。
いや、コドモはいないので想像でしかないけど。
で、ストーマだと、どうなのか。
ストーマを装着してうんちする。
当然するトコロは見せないだろう。
でも、見舞客がストーマを見せてとか言ったらどうなのか。
抵抗はあるのかな。
考えてみるとそれはかなり無神経な発言だ。
でも、充分にありえる気がしている。
ボクならどうするだろうか。
むりやり触らせてみたりしていやがられたりする。
新手のセクハラ。
これってセクハラ?
こればっかりはその立場になってみないとわからないね。
なりたくはないけどね。
あやふやなまま終わってしまう。
答えの出ない問いを繰り返す必要もないだろう。
つか、このニッキの必然はドコに。
いつも必然があってつけてるとは限らないぞ。
ほら、出来の悪い子ほど可愛いとか言うじゃない。
ご飯食べてる時に見たのだけれど、大盛りを注文して残すヒトがいる。
それはボクルールではアウトな行為である。
胃の大きさは各自違いがあって、たくさん食べられないヒトが残すのは当たり前だ。
でも、ジブンで頼んだなら、責任を持とうよ。
例えばそのボクルールの元、ドナルドでセットとナゲットをもらったとする。
その場合、いちばん残してはいけないモノはナゲットである。
目の前に並んだ時点で平等とか、そんなコトは全然ない。
全部食べるにこしたコトはないけれど、言ったように胃の大きさはヒトそれぞれだから。
お代わり自由の定食屋さんでお代わりをもらいつつ残す、なんてのは論外である。
バイキングと同じなんだから、残した分、おカネを払うべきだ。
おカネの問題じゃない、ヒトの尊厳の問題なんだけれども。
ボクがこう考えるようになったのには、ひとつのきっかけがあった。
それは小学校低学年、おそらく二年か三年生の頃。
少年野球などやっていた頃だ。
町のお祭りでお神輿を担いだボクらは、そのあと地区の集会所で焼きそばをごちそうになった。
当時の(多分イマも)小学生の価値観では、たくさん食べる方が偉かった。
なので、ボクらはみんな競い合うように、積まれたパックを手に取った。
ぱくぱくぱく。
パックが無くなりそうになり、オトナから声があがった。
「もっと食べるヒトー。」
はーい、とボクを含めてポツポツと返事と手が上がる。
得意げな表情。
その時に食べてたのがボクの限界だったのは、次のが積まれた時にわかった。
もう食べられない。
泣きそうになりながら、ボクはギブアップした。
こんなはずじゃなかったのに。
そんな言い分は積まれた焼きそばの前では無力。
ボクの取り分であったハズの焼きそばは、そのまま冷えていくしかなかった。
親にも怒られた。(呆れられた?)
もう繰り返すまい。
その時、ボクルールに加えられたそれは、未だに守られている。
ヒトにまで適用しようとは思わないけれど、望まれて残された連中の立場に立ってみよう。
「大好きです、愛してます、付き合ってください。」
と言われて付き合ってみたらば、ものすごくないがしろにされた、とかそんな感じかな。
ヒトに置き換えてみるとなんか許されない感がアップするな。
かわいそうに。
先日メガネを踏んづけた。
布団の上に投げ出しておいたのを、風呂上がりにムニっと。
うわあ! どうしちゃったんだい!
幸いひとりでフレームをぐにぐにやってたら何かバランスが取れてきた。
これでしばらくはしのごう。
ヒマが出来たらメガネ屋に行こう。
多分タダで直してくれるだろう。
で、今日行ってきた。
メガネを見せたら、あちらでお待ち下さいと言われた。
あちら? ああ、待ち合い。
メガネがなくても歩いたりするには全然支障はない。
以前メガネにヒマを取らせた時には、新しいのが出来上がるまでメガネなしだった。
シゴトには、多少支障きたしたかな。
待ち合いで待ってろって言ったってなあ・・・
そこには新聞・雑誌(堅いやつ)くらいしか置いてないし。
メガネ屋の待ち合いなんだから、もうちょっと考えてモノを置けばいいのに。
そんなコト考えながら座ってたんだけれど、結局何がいちばんふさわしいのかはわからなかった。
ラジオとか、音楽とか、耳に頼るモノがいいかな、と思ったけれど、呼び出しの時に困るなあ。
むしろ触覚か。
触れて楽しいものって、何だろう。
ゴムまりとかか?
握力鍛練だな。
しかしこれは真剣に考える価値のあるコトだと思う。
まわり見渡して可愛いオンナノコを探そうにも、どうなのかがわからない。
仕方がないので作業中のヒトを見てた。
しばらく見てたら、途中でオンナノコと交代した。
同じポーズで引き続いて作業を見てたけど、考えているコトはさっきまでと違う。
すごく可愛いオンナノコな気がしたので、アタマの中で作り上げてた。
いい感じ。
そのうち出来上がって呼ばれた。
ボクの想像とは随分違ったけれど、でもすごく可愛いオンナノコだった。
よく見えないのもたまにはいいもんだ。
今日が祭日じゃないなんて、何かミョーな感じ。
一昨日、「屍鬼」を読み終わった。
おもしろかったぁ・・・
ほわーん、としばらく幸せにひたる。
キングの「呪われた町」がモチーフになっているけれど、全然気にならない。
キングなら「IT」に匹敵する作品だと思う。
続けて「海辺のカフカ」を読もうと思ってたのだけれど、間にひとつ軽いのを置こうと思った。
読んでない山を漁ると江國香織の「神様のボート」が出てきた。
コレにしよう。
・・・軽いなんてとんでもない。
イマまでに読んだ江國香織の中でもいちばんキた。
くー、当たりは続く。
で、結局イマ「海辺のカフカ」を読んでいる。
ちょうど上巻が終わった。
ヒマだったからって、シゴト中にずっと読んでたもんな。
初期作品になかなか勝てるもんじゃないとは思うけれど、それでもここんとこいい感じ。
日々、本は手放さないけれど、最近当たりが多い。
ありがたいコトだ。
その代わり、最近漫画の当たりが少ない。
雑誌を全然読まないから、新しい作家を効率良く開拓する手段がない。
もっと定食屋に行くべきか。
映画はそこそこ当ててるな。
音楽もそれなりに当ててる。
問題はあっち方面ですよ。
月に一回かそこら入手する程度なのに、ここ半年くらい当ててない。
ビデオも雑誌も、小説も漫画も。
神様、まずはこれから。
ドナルドのセットメニューのシステムが変わって、ポテトかナゲットかが選べるようになった。
そこで今日は鳥尽くしにしてみた。
チキンタツタにナゲット。
そんな晩ご飯をもぐもぐやって、さあもうひとシゴト。
しばらく後に、連絡が入った。
お弁当出たって。
遅いわ、もう八時。
まあしょうがない、ビールのつまみにくらいなるだろ。
持って帰ってきて、開けてみるとトリだった。
おまえもか。
まあ、“今日は”鳥尽くしって確かにボクはそう言った。
そのコトバに偽りはない。
もぐもぐ。
くぴくぴ。
でぶでぶ。
半分でやめておこう。
手遅れか。
いや、そんなコトはないよ!
強がりは強者のするコトで、自虐は弱者のするコトで。
でも、強いヒトが強者かというとそんなコトはなくて。
同じように弱いヒトが弱者というコトもなく。
要するに気の持ちようによって決まる。
どうありたいか、きちんと考えてみる。
ボクはでぶでないよ。
このコトバについていこう。
このコトバにふさわしいジブンになる。
そしていつかコトバが必要なくなる。
言うまでもなくなる、とかじゃなくて。
あるライヴハウスの前を通りがかり、ちらっと出演者リストを見たら「Sally」と書いてあった。
もしかして、あの?
このままお前とバージンブルー?
わーお。
メインだってもう忘れられそうなヒトなのに、さらにその前座。
細々とか、ホントそんな感じ。
わりといいバンドだったような気もするけれど、ほとんど覚えてない。
チェッカーズの弟分みたいな売り出し方がまずかったんじゃないだろうか。
まあいい、こんな誰も付いてこられないハナシはどうでもいい。
そんなライヴでも、開場前には列が出来てた。
それ見ながら思い出した。
コンビニ列騒動。(ホントてきとーなネーミング)
いつも行く店なら、それがコンビニだろうがスーパーだろうが、レジの早い遅いの想像は付く。
フォーク並びなら別なのだろうが、あれは個人的にはあまり好きじゃない。
ギャンブル性の問題である。
レジギャンブラーとしては、レジ打ちのヒトとレジの地理を計算にいれなければならない。
数をこなして観察すれば、当然早く打ってもらえる回数も増える。
ボクより早く並んでいるヒトがいても関係ない。
すすっと、イチ抜ける。
並んでて後から来たヒトに抜かれても、ボクはベツにかまわない。
あーあ、とは思うけれど、待ち時間には、なぜこっちを選んだのか、とか考えてる。
でも、世の中には腹をたてるヒトがいるんだね。
いつも行くコンビニで、最近客が怒った。
「俺の方が早く並んでたのに、どうして先に向こうのレジへ案内しないんだ!」だそうで。
それはあんたの並んだ列がそのレジ用の列だったからで、向こうのレジには向こうの列がある。
よく見えなくて、分かりづらいからってそれはひどい。
まあね、だからこそ常連はそっちの空いてる方へ行くんだけれど。
結局翌日からフォーク並びになってしまった。
ボクの訓練の成果を返せ。
タイミング的には彼を怒らせたのはまぎれもなくボクなのだが、そんなコトには目をつぶる。
まったく大人気のないヤツだ。
Sallyの付き人でもやって苦労してこい。
そうだな、ボク内ではお前は今日からチッチと呼ぶコトにする。
ボクと会うコトがあったら、知らぬが仏というコトバを噛み締めてほくそ笑む。
チッチとサリーを知ってそうにないのがまた。
休日の朝は電車空いてるなあ。
ゆっくり座って、本でも読もうかな。
オンナノコの足元って、不思議だなあ。
いちばん分からないのはパンプスとかヒール。
なぜ、あんな狭い中に足をねじ込むのか。
まあそれはいい。
分からなくもない。
問題は、中でも先の尖ったヤツにある。
そのコのつま先はあれか、あんなカタチになってるのか。
ま、まさか。
・・・ホントに?
大部分はそんなコトにはなっていないだろうとは思う。
でも、あのカタチのクツを履いている全員がそうだとは、ちょっと言い切れない。
100人いればひとりやふたり、つま先が尖っているヒトがいたっていい。
もちろん中指がいちばん長い。
と、思わせておいて薬指がいちばん長かったり。
長いのは爪だけだったり。
そもそも足の土台があんなカタチだったり。
可能性は無限だ。
今度から、お座敷での飲み会の時には注意して見てみよう。
そしてそんなヒトがいたら、どんな感じなのか聞いてみよう。
意外といいモノかもしれない。
いいモノだとか言われたら、プチ整形の対象にしてみるのもいい。
そして先の尖ったクツを履く。
ヘビ革のブーツとかしか思い浮かばない。
どうも男性の先尖り比率はかなり低いようだ。
女性のそれとどれくらい差があるのか。
どこかで研究論文でも発表されてないだろうか。
つま先写真集とかが、フェチ用に出版されてたりとかもありか。
そこまでくるとボクの手には余るな。
ここから先は誰かに引き渡すコトにする。
誰でもいいが、オンナノコにはつま先の尖ってるヒトがいる、という部分は曲げられない。
それを理解した上でひとつ。
山下真司と焼肉をする夢を見た。
やたらとウンチクを垂れられた。
焼いてた肉は、“ジンギスカンと牛を交配させて産み出したジンギス牛に、
三年半の間ナスだけを食べさせた上で赤犬と交配させて産み出した種”なのだそうだ。
付け合わせの野菜もナスだけだった。
一体、ナスに何が。
しかも、なぜこのヒトはラガーシャツなのか。
そしてなぜ、ボクは真っ赤な浴衣なのか。
お前ばっかり食うなよ山下。
ポン酢で焼きナスを食べる。
秋の味覚だ。
でも、手元のビールは冬物語だ。
この前まで秋味じゃなかったっけ。
先取りにもホドがあるんじゃないか。
聞こえてくる、切なげな犬の泣き声はもしかして。
「ああ、母親。」
やっぱりか。
悲痛だなあ。
あの犬は、どうやってジンギス牛と交配したの?
「人工受精。味が落ちるから本当はダメなんだけどな。」
どうなんだ、そりゃ。
くどいようだがお前ばっかり食うな。
ボクは、ナスしか食べてないぞ。
肉が足りなくなってるんじゃないか?
さらに、犬が鳴く。
「肉減ったなあ。」
そうだろ、そんだけ食えば。
「アレと食べ比べてみる?」
・・・遠慮しとく。
「遠慮すんなよ、何のためにそんな浴衣着てるんだ。」
ええっ、この赤はそういう赤なの?
幸い犬を解体する前に目が覚めた。
今度会ったら仕返ししてやる。
昨日は何か、シャラっとフツーの顔でアップしてるけれど、ジツはあれもストック。
とは言っても、つけたのはその前の日。
へべれけ予定日だったので、ちょうどよかった。
で、予定どおりへべれけ。
帰り道を覚えてない。
コンビニに寄ったのは覚えてる。
でも、帰り道にあるコンビニとは違う店だ。
なぜだ。
朝、おシゴトに行こうと思って起きてカバンを見ると、何か入ってる。
何かと思えば、天下一品のロゴが入ったルービックキューブ。
ちょっと待て、食べたのか?
全く覚えていない。
ただ、食べたのだとすると、コンビニルートの説明がつく。
思い出せないけど、そうなのかな。
普段だときっかけがあると思い出すんだけれど、イマに至るまで全く記憶にない。
なんてコトだ。
ルービックキューブが当たってなかったら、食べてないコトにされてしまうところだ。
ニクだけ貯えて、原因不明なんて。
まだ入ってる。
あ、ビデオ屋の袋だ。
ああ、こっちは覚えてる、行った、行った。
どれどれ。
今日返却って。
今日もおシゴトですが。
何考えてんだ。
結局見ないままに返してきた。
へべれけの不始末だ。
今度こそ当たりだったかもしれないのにな。