フックにスレッドをセットしますが、今回のパターンはフックのベント側(お尻側)にスレッドを巻きつけます。
スレッドはユニスレッド8/0。できればというか、持っている方はフレアさせやすいモノスレッドのほうがいいかもしれません。
ディアヘアはコームで根元のアンダーファーは取り除いておきます。
一回の量は写真程度。多すぎてもうまくフレアできません。
ディアヘアの質もできれば選んだ方がいいかも。今回使ったヘアはオールパーパスですが、もう少し張りのある太目のディアのほうが適しているかもしれません。
色はブリーチ。これも使うシーンなどを考えて選んでいいと思います。
まずは初めにスレッドを巻きつけた場所で、切り出したディアヘアの真ん中アタリにスレッドを2回ほどゆるく掛け、ゆっくりと締め付けていきます。次に持っていた指をゆっくり離しながら更にスレッドを締め付けるとディアヘアはゆっくりフックの周りを廻りながらフレアし始めます。
指でフレアしたディアヘア全体をフックの後ろに押し下げながら、この行程を数回繰り返し、フックの3/4程度まで巻き進めます。
あとは刈り込むだけ。全体にカミソリの刃で整形したら、細かい部分はシザースで刈り込みます。
イメージはフックの下側はまっすぐカットしてフックのポイントをくっきり出し(そうしないと魚がかかりません)、頭側からゆっくりテーパーがかかる感じで砲弾を作っていきます。
尾っぽの部分は最後まで残しておいて、最後に横から見て斜めにシザースを入れます。
ヘッドの部分をスレッドで均し、アンテナ(ホーン)を取り付けます。今回アンテナのマテリアルとしたのはマラードのファイバー。本によってはハックルのファイバーをむしった後のストークを使うとするものもあります。
フックサイズによってそのシルエットを使い分ければいいのではないでしょうか。
最後にハックルを密に巻きウィップフィニッシャーで仕上げます。
アンテナがあることで虫らしくなりますね。ないと、・・・・ゴミか(汗)

ゴダードカディスのタイイング

今回はクリップトボディーに挑戦です。ディアヘアをフレアさせ、シザースとカミソリの刃で整形して作るんですが、馴れないうちはなかなかこの形になってくれない(笑)。

トビケラのアダルトパターンのこのフライ、作者は John Goddard。イギリスの水生昆虫学者であり、フライフィッシャー。なんていう薀蓄はフライの雑学コーナーにも載せています。使用する材料がディアへアとハックル、アンテナ(ホーン)のマラードだけですから馴れれば量産が可能なフライなんですよね。

フライパターン全書―エキスパートが巻く、トラウトを釣るための54パターンの巻き方と114のバリエーション
雑誌フライロッダースで取り上げられたフライを一挙に集めたパターン集です。もちろんタイイングの解説つきで、基本的なタイイング技術から応用編まで、タイイング初級からベテランまで楽しめる本です。私もよく次に巻くフライの参考にしたりして活用しています。

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