水生昆虫について

さて、あなたは何を期待してこのページを開けたでしょうか。水生昆虫の生態や、どのような水生昆虫がいるのか写真が出ているのかと期待したでしょうか。

今後、機会があれば掲載していくかもしれませんが、今回はほんのさわりの部分でもあり、それがほとんどの部分を占めるという水生昆虫の話をしたいと思います。

フライフィッシングをやっているうちに、水生昆虫の研究は避けて通れないものになっていきます。だけど、わたしの周りのフライフィッシャーで正確にその名前を言える人はほとんどいません。そうです。「黒っぽくて#14番くらいのかげろう」と呼ぶだけで今日の釣りは成立します。この、「黒っぽくて・・・・・」の正体はなんでしょう。マエグロヒメフタオカゲロウ?シリナガマダラカゲロウ?星の数ほどいる水生昆虫の名前をおぼえて活用する場面はほとんどないと思われます。

エルモンヒラタカゲロウというよく知られた昆虫がいますが、これもオスとメスでは色がちがいます。でも、「あの黄色いかげろう」というよりは、「あそこでエルモンヒラタが・・・」といったほうが、博学に見えることは間違いありませんね(笑)。

ただ、今日釣りをする川にどんな虫がいて、昨日から今日にかけて何の虫がハッチしているのかは、わかっていたほうがいいに違いありません。また、どの虫がこの季節に出てきているのかという知識もじゃまにはなりません。

とつぜんですが、わたしが持っているこんな本を紹介だけさせていただきます。刈田 敏さんが書いている「水生昆虫ファイル〈1〉」という本です。この本のほかにも「水生昆虫ファイル〈2〉」「フライフィツシャーのための水生昆虫小宇宙(part1)」「フライフィッシャーのための水生昆虫小宇宙(part2)」など、たくさんの書籍を出されています。

著書の中で、印象に残る言葉があります。「水生昆虫のことを知れば、今までよりもっと釣れるようになる。そんなふうに思ってこの本を開いていませんか」と(笑)。でも、結びは「(水生昆虫を知れば)フライフィッシングが何倍も面白くなるでしょう」とされています。

そういう意味では、こうした本などである程度の名前は知っておくことも楽しみを広げる要素ではあるでしょう。せっかく
Pro Shopで「昨日、○○川のあの堰堤でモンカゲロウがスーパーハッチだったよ」という情報を得ても、「????」では、悲しいですよね。それに、いろいろなパターンのフライを持っていくことも必要ですが、ある程度ターゲットを絞ることで、携帯品の減量化もはかれるというものです。

「あ、この人、フライフィッシングがじょうずな人だな」って見分けるのは、フライパッチ(使ったフライを乾かしたり、今日使うフライを留めておくパッチ)に、何種類のフライが刺してあるかである程度わかります。

水生昆虫について、いっぱいおぼえようなんてことは考えないでいいです。けど、水生昆虫のことを知れば、今までよりもっと釣れるようになります。フライフィッシングも23倍楽しくなるでしょう。

ひとつだけ、アドバイス。

大事なことは、事前情報に加えて、現場についてからもクモの巣にかかった虫の死骸をさがしたり、川底の浮き石をひっくり返して羽化寸前のピューパがいないかさがすことで、昨日今日の虫のハッチの状況を知ることなのです。そうしたちょっとした心の余裕が、その日の釣果に大きくかかわってくるのです。

始めた頃は、そんなこと考えもしませんでしょうが、これがわかるようになった頃、あなたも一人前のフライフィッシャーになったっていうことでしょうか。

知ったかぶりの水生昆虫

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