フライのタイイング(毛鉤を作ること)。これがあるから、フライフィッシングは毎日楽しめるといえます。

いくら仕事に余裕があって、家族に理解があっても毎日釣りに出かけるわけにはいかいでしょう。私なんかは、月に一回行けたら良いほうです。家族ぐるみでフライフィッシングを楽しむ方もいるようですが、それでしたら
2週間に一回とか毎週末なんてことも可能かもしれませんけどね。ただ、悲しくもそれほど恵まれない、私のような人にも、タイイングという楽しみがあるのです。

もちろん、毎日釣りに行けるめぐまれた人でもこれは楽しみとして、また、経済的にフライを続けるためにも、必ずやるべきものだと私は思います。


よく、「私は不器用だから・・・・・」と初めからあきらめる人がいますが、これをやるのとやらないのでは、大違い。フライフィッシングの楽しみの半分をやめてしまうようなものです。

第一、釣りに行くのにいちいちショップでフライを買っていたら大変な出費です。一回の釣り行で使うフライは、初心者なら最低でも
10本から15本はなくなるでしょう。それは魚を釣るより先にフライを木に引っ掛けたり、地面に引っ掛けたりしてなくしてしまうからです。

上達するとなくすフライは少なくなりますが、今度はいろいろな場面で使う種類のフライが多くなります。

安いフライでも一個
150円ほどしますし、使うフライの数を考えると出費もバカになりませんよね。こんなフライがほしい思っても、なかなか自分で巻く以外、手に入りにくいのも確かです。岩井渓一郎さん(誰やそのおっさんと言わないでください。フライフィッシングをしている人で知らない人はまずいません)が、タイイングについて言った言葉で印象にあるのは、「お箸を使えない外国人は多くてもお箸を使えない日本人はいない(少ない?)でしょ。毎日タイイングもしていれば、できない人はいません」。

え!毎日巻くの?と思う方もいるかもしれませんが、それが上達の秘訣という意味です。

でも、結構私も毎日巻いてたほうですよ。残業で夜11時ころに帰ってきて、それでも1時間程度タイイングして。私はよく友達に言うんですけど、昔、お父さんが夕食後などの自分の時間に模型を作っていたりしませんでしたか?頭の中を空っぽにして、ただただフライに向き合う。そんな素敵な時間ができるんです。

わたしがはじめて巻いたフライは、先輩から「基本だよ」と言われて巻いたエルクヘアカディスでした。はじめは、先輩の巻いたフライを見本にしながら巻いたのですが、ハリネズミのようなエルクヘアカディスだったのを覚えています。

そのあと、タイイングの本を買って毎日2本から3本、本のパターンのほとんどをひととおり巻いたものです。そのときの本が漆原さんのフライタイイング教書で今でも次々と改訂版が出ているようです。いろいろな本が出ていますが、最初に買うならこれをお勧めします。

私はタイイングをするとき、いつも側に水割りを置いて一本巻いてはチビチビやってます。「パパは、フライをまいているのと、ウィスキーを飲むのとどっちが楽しいの
?」と、息子に言われることもシバシバです()

それと、忘れてはいけないのはフライのパターン本にあるようなきれいなフライでないと釣れないかというと決してそうとは限らないということです。

きれいに巻いていたほうが良いと思っているのは人間だけで、魚のほうはえさかどうかという判断だけで、人間の眼から見て壊れているようなフライにでも突進してくることがあります。逆に、めちゃめちゃなフライのほうが、死にかけの虫に似ていたりして。

一生懸命巻いたフライですから、少々バランスが悪くてもきっと魚さんも遊んでくれますよ。けど、基本をしっかりやってからそういうフライもあると考えるほうが正解だとも思います。きれいに巻けるほうが気持ち良いでしょう。

簡単に巻くことが出来る、そしてよく釣れるフライも紹介します。


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タイイングバイス選びのアドバイス

このページの写真に使っているバイスは、いつもわたしが使っているリーガルのバイスです。もっと高価で、高機能なバイスはいっぱいありますが、わたしはこのバイスの雰囲気が大好きでいつも楽しくタイイングさせてもらっています。
はじめは安いバイスから・・・と思う人も多いですが、できれば長く使えるものを最初から選びましょう。そんないいバイスを何点か紹介します。


T’s(ティーズ) アルカディア スタンダードバイス  ☆☆☆☆

ティムコ レンゼッテイ プレゼンテーション4000・バイス・ペディスタル   
☆☆☆☆

C&Fデザイン リファレンスペデスタルフライタイイングデバイス グレー
☆☆☆