マーチブラウンのタイイング

スレッドで下巻きした後、テールのパートリッジを巻きとめます。
次にリブとなるゴールドワイヤーを取り付けます。ボディーをフラットにするには上記のテール材もリブのワイヤーもシャンク幅全体で取り付けます。
ボディーのダビング材はヘアズイヤーのオリーブ。これも、ヘアズマスクを指定したりする本もありますし、初期のマーチブラウンではアンゴラヤギの毛とヘアズイヤーをブレンドしていたという記述もあります。
ボディー自体、ボサボサッとファジーなシルエットにする場合も、カチッとスリムに仕上げる、つまりはタイヤーの好みでいろいろなパターンになっていくんですね。
今回はヘアズイヤー(オリーブ)をスリムに巻き上げ、ゴールドワイヤーでアイの後ろまでリビングしました。
アイの後ろでスロートハックルのパートリッジをハックリングします。パートリッジはティップ側をスレッドで巻きとめストークをハックルプライヤーでつかんで巻き上げます。
指でパートリッジをまとめ、下側に引っ張りながらスレッドをクロスに掛け固定します。ウィングを乗せる部分はフラットになるようにスレッドで均しておきますが、あまり巻きすぎると団子になってしまいますからここがポイントでしょうね。
次にウィングのヘン・フェザント。サイズが大きくなると、ターキーなどを使います。親指と人差し指ではさんで、指の間にスレッドを滑らせながらフックの上に固定します。スレッドを2回から3回フックとウィングの間に巻いてから、一気にフックのゲイブ側にスレッドを真下に引き下げます。
よく切れるはさみでヘッド部分の不要なヘン・フェザントを切り取り、スレッドで巻きながらヘッドの形を整えます。
ヘッドセメントでヘッドを固めたら完成です。どうですか。虫っぽい?

 マーチブラウンというとシルバーマーチブラウンを連想する方が多いと思いますが、今回の紹介はいわゆる大元のマーチブラウン。マーチブラウン・アメリカンやマーチブラウン・イングリッシュなどマーチブラウンはシリーズ化されるほど実績のあるパターンですよね。
 このフライは1811年にSalter.Rが発表した『The Modern Angler』で初めて登場します。ですが、他の書籍にも同様のフライが紹介されていることもあり、いろいろな人がいろいろなマテリアルを使いながら工夫を重ね、今のパターンにたどり着いているわけです。すごいですね。
 今回紹介するパターンはイングリッシュタイプ。虫っぽさをアピールしているパターンです。その虫とは、ナミヒラタカゲロウのダンに似ているという説を私も支持しています。では、ありますが、一年中使えて、オールマイティーなフライであることも魅力のひとつですね。

ウエットフライフィッシング イージーエントリー  
ウェットフライをはじめて使おうとするとき、どうやって使ったらいいのかよく分からない人も多いのではないでしょうか。一匹釣ると意外と簡単だったりするんですが、とりあえずこの本を読んでおくと安心ですね。

HOME

Fly Box Top

前のページに戻る

HOME

Fly Box Top

前のページに戻る