ペールモーニング・ダン(ドライ編)のタイイング

スレッドをフックにセットし、写真の位置くらいまで移動します。ウィングのヘンハックル(白)はワンペア表同士を合わせて取りつけます。
先ほどに位置にウィングを取りつけますが写真では、羽根のファイバーをむしらずにそのまま取りつけています。この方法だと少ない回転で取り付けができる反面、なれないとスレッドで羽根を巻きこんでしまいフックに対してウィングが垂直にたたなくなる事があります。そんな場合は取りつける部分のファイバーをむしるか、クシ状にシザース(はさみ)でカットして取りつけます。
根元を数回スレッドでまわして固定した後、余った部分を切り取ります。そうしたら次にウィングの前部分でスレッドを回し、ウィングを立たせます。少ない回転で立たせるようになると、後からのボディーの形作りが楽になります。この時点でウィングをハの字に広げようとかは考えなくても良いです。
スレッドをテール側に移しテール材のハックルファイバー、リブ用のティンセルを取りつけ、つぎにスーパーファインやFKダブなどのダビング材(白)をスレッドによりつけます。
ウィングの手前までダビング材を巻きつけた後はゴールドティンセルでリビング。同じくウィングの手前にコックハックルを取りつけます。ハックルファイバーの長さはウィングよりやや短いくらいを目安にします。このとき、ハックルの取りつけ部分はいつもどおりクシ状にするのですが、その長さを少し長めにしておき、2枚のウィングのあいだにとおしスレッドでフックに固定します。そうする事で無理なくウィングはハの字に開いてくれます。
ハックリングはウィングの後ろで2回、前で2回が基本。でも、ハックルの羽根の品質にもよりますので、最後は自分の感性でどうぞ(笑)。
ウィップフィニッシュした後、ハックルの下側をカットします。このほうがすれた魚にはよいのですが、フライ自体はスケーティングしやすくなります。ハックルをカットするかどうかは現場で決めても良いかもしれませんね。
これは同じペールモーニング・ダンのウェット版。ウェットなんですが止水ではよく見えるんです。もちろんイブニングのライズなどでも大活躍です。

タシロフライズ・イラストレイテッド―鱒が飛びつくフライ  
田代さんの本です。田代さんのフライをはじめて見たときにはそのリアルさに感動してしまいました。田代ニンフは世界的に有名なんですが、田代さんのビデオを以前見たときなるほどと思ってしまいました。なぜって?魚釣りに行って、まずは半日ほど虫を探しているんですから(笑)
わたしなら、30分見ているかな?だって、横でライズしてるんですよ(笑)

このフライ、アメリカではPMDと略されて呼ばれていて、マダラカゲロウの一種を模したフライです。直訳すると「薄明かりの朝に飛ぶ亜成虫」(笑)ですが、現地でも朝早くからハッチを始め、昼から夕方にかけてもハッチを続ける場合があるとか。イブニングダンと同様、薄暗くなった頃のイブニングライズに威力を発揮するフライです。この色ですから推して知るべしでしょうが、春と言うにはもう汗ばむ時期になる頃から初夏・盛夏にかけて昼間でも釣果を発揮するパターンです。あ、PED(ペールイブニングダン)と言う、まったく違った虫もいますのでお間違えなく。

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