第31回 成人式の異変
  • 成人式の20歳のマナーが悪いと言われだしたのが、仙台市である。仙台市は早稲田大学の吉村作治教授に記念講演をしてもらったが、出席者が教授の話を聞かず喋っていたことに関し怒った様である。後日、関係者が吉村氏に謝罪をしに行った。この後。毎年どこかの成人式で問題が起こっている。
  • 広辞苑で「成人」を引いてみたら「@幼い者が成長すること。成年に達すること。また、その人。成年以上の人。おとな。〈色葉字類抄〉A心身の発育を終え、一人前となった者。現在、わが国では男女とも満二○歳を以て成年とする」となっている。その「成人式」は「@成人の日に、国・地方自治体・企業などが主催し成人に達した人を祝う儀式。A〔社〕成人に達したことを社会的に認知する儀式。イニシエーション(入社式)のうちでも最も重要なものの一。」と書いている。成人式は1999年まで1月15日だった。国会議員らが、3連休(土・日・月)にすれば観光などの需要が増えるなどといった「ハッピーマンデー法」を提出させ国会で決まってしまった。祝日で日を動かしやすいものが対象になった。「成人の日」と「体育の日」である。「体育の日」はそもそも東京オリンピックの開会式の日を祝日にした経緯がある。祝日の変動に寄り不都合も出てきた。お年玉年賀はがきの抽選日やスポーツ行事などである。アメリカではこの様な祝日体系をとっている。
  • マスコミが成人式の報道の影響があるかどうかわからないが、その後も各地で問題が出てくる。静岡市(話を聞かない)・高松市(市長が話しているのに酒を飲みどんちゃん騒ぎし、市長めがけクラッカーをならす。)・高知市(橋本知事に野次を飛ばす。)・仙台市など。高松市の場合は、その後警察が出動する騒ぎに発展した。迷惑行為をしているものは20歳(学年でいく所もあるので)で、悪いことすると実名報道されるということを自覚しているのだろうか。高松市もその場で5人を取り押さえば良かったのに。後になるとどこの誰かわかりにくくなる。よく行動で政治家が襲撃されたときは、犯人を取り押さえるケースがあります。自分達で楽しんでくださいと思う。公の場ではちゃんと。それじゃ、国会の本会議場でやっていることと変わらないような気がします。20歳=大人であり、今日は何の日かもわかっていないものをいるような気がする。若者の凶悪な犯罪と政治ばなれがいわれています。ガングロや振り袖着て厚底の靴を履いている人をみました。報道しているのはテレビ局がニュースにしたいので近くの自治体のものばかりです。県庁所在地でたくさんの人数の中で、ひとりぐらいやっても迷惑にならないという気持ちがあるのだろうか?三宅島の避難している人の成人式や過疎の成人式では人数が少なく問題にもならない。大阪市は市長と鐘を鳴らしているのを見るとちゃんとしたのだという印象だ。今年は那覇市で逮捕者が6名を出す事態があった。
  • 最近の取り組みでは、実行委員会を作って自分達の成人式を作る。インターネットで中継、成人式とアトラクションを分離方式(成人式のみ事前申し込み制の所も)など工夫していますが、私は、有名な著名人やタレントやお楽しみ抽選などで呼んで「客寄せパンダ的な」ことはやるべきでないと思う。私達が払っている税金でそういうようなものに使ってもらいたくない。成人席が去年でしたから観察していると、同窓会の様な事になっており、なかなか式場に入らず外でお話をしていたり、携帯電話でどこでいるかの確認で呼び出し音がなりマナーがなっていません。同窓会といっても中学校レベルまで下がってしまう。高校の場合は卒業して間もないということだろうと思いますが。20歳といってもいろいろいます。短大・大学行っている、仕事している。結婚して早ければ子どもがいる。税金を払っているかもしれないし、家計も大変だろうと思う。何をしているかわからないのもいるだろうと考えながらいました。そして、スポーツ界やタレントとして活躍している人もいる。自治体によっては祝い品としてもバラバラ、自治会の方が豪華だったりというところもあったとか。極端にいうと「首長は私達が直接選んだ人ではない。」いう人もいました。知人の市では、「明らかに選挙目当てだった。」と言うのです。2月に市長選挙があり、成人にPRしようと考えていたのでしょうか?成人式をやめる事ができないのが、関係産業(美容院・呉服屋・着付け屋など)の影響より選挙目当てである。その古い体質に成人は見破っているのです。主催団体が、市・選挙管理委員会・教育委員会なのです。来賓に各種団体が座っているのです。何かのテープカットでもそうなのです。
  • 私の出た成人式の場合、成人の近いは当時教育委員会勤務していたものが教え子2名を読ませる。公募でなかった為に明らかにその担当者の密室で決めてしまった。おまけに呆れたのは司会者の配慮が欠けたこと。タレントと話そうというコーナーであまり手を挙げないので司会者(市内在住で市のイベントには依頼している)が、学区内の特定の公立高校卒業したものを尋ねるという事態も。高校は義務教育でなく、出身高校はまちまちで嫌な思いの人もいる。「○○高校出身者いるか!」と言う状態である。人によっては、差別発言ととる人もいた。人権問題など差別に関して啓発運動をしているのに司会者のおかしな行動は配慮が欠けている。
  • 成人式を考え直すべきである。そもそも戦後埼玉県蕨市の青年団がやり始めたのが起源だと言われている。時代の変化もあるが「果たして20歳が成人といえるだろうか?」という疑問が出てくる。
  • 自治体主催の成人式を辞めた所があれば教えて頂きたい。そういう形で税金の無駄遣いをしないで欲しい。

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