第12回 自民党の人材
  • 村上正邦氏が逮捕されるまでに至ったKSD事件。比例名簿に架空の人があったとか。名簿人数が順位を上げたというのは本当なのか?あの時の名簿が1位有馬朗人氏(新人)、2位が村上氏だった。有馬氏は目玉だから1位で村上氏は名簿掲載者で当選回数が一番多かったからだと思っていた。村上氏はKSDを支持団体としていたが、生長の家という宗教団体が支持していたが今はどうなったかな。村上氏は参議院で力を持っているし、議長候補者だったと思う。昭和55年当選組で現在4期目だから参院のベテランといわれる。昭和55年当時の大平正芳首相が選挙応援中に倒れそのまま死去した時の選挙だ。衆参ダブル選挙としてはじめて行われた。同じ時に当選した衆議院議員は現在7期目に相当する(連続当選していれば)。村上氏は参院の存在を強くしたといってもいいだろう。
  • 村上氏が自民党参院議員会長を辞め、後任が消去法ででたらしい。参院幹事長が青木幹雄氏で現在3期目だから、それより上の人となれば3人でてきたが、派閥の絡みも入って竹山議員が新会長となったらしい。参院選挙制度の法律の時、斎藤議長がまとめきれず辞任。後任が井上氏となったとき、参院自民党に言い人材がいないことがわかった。斎藤氏は現在6期目で参院ではベテランである。参院自民党を考える前に、衆院の方へ目を向けた。先の選挙で思っていないベテランの落選だ。与謝野馨元通産相(東京1区)、深谷隆司通産相(東京2区)、玉沢徳一郎農林水産大臣(岩手1区)、佐藤信二元通産相(山口2区)、粕谷茂元国務大臣(東京7区)、小杉元文部大臣(東京5区)、越智通雄元金融再生委員長(東京6区)、佐藤孝行元総務庁長官(北海道8区)、愛知和男元防衛庁長官(宮城1区)、船田元元経企庁長官(栃木1区)、松永光元蔵相(埼玉1区)、木部佳昭元総務会長(静岡6区)、藤本孝雄元農林水産大臣(香川1区)、島村宣伸元農林水産大臣(東京16区)、中尾栄一元建設大臣(山梨1区)などである。東京を中心に都市部の議員が多い。引退議員は仕方ないが、竹下元首相、梶山静六元官房長官の相次ぐ死去。原健三郎元衆院議長、桜内義雄元衆院議長、村山達雄元蔵相などの高齢長老議員を公認せず引退へ追いやった。政治家として名門が消えていったことだ。一度自民党は93年に危機を迎える。野党に転落し、相次ぐ離党者を出した時。そこを耐えてきたし、新進党の解党で自民党に復党させて頑張ってきた。98年の参院選で大敗した。参院も大変な事になった。青木幹雄氏が突如現れた。竹下氏の秘書などをやっていたし、分裂時にもまとめたそうだ。参院で初入閣が官房長官で、小渕首相が倒れた時ニュースで見たと思う。青木氏より議員生活の長い人となると少なくなる。さっきも触れたが、衆院へ行った人や、参院へ来た人は確かにいる。森山真弓氏、藤井孝男氏、大木浩氏や八代英太氏は現在衆院。関谷氏は衆院9期をやったベテランだが、塩崎恭久氏との選挙調整で参院へ転進。岩崎純三氏や岡野裕氏などは引退。任期途中で亡くなった世耕政隆総長もいる。青木氏を中心にすると同期や下はたくさんいてもしょうがない。ベテランに引退と新人の当選も絡んでくる。
  • 自民党に若い優秀な人がいるし、今は反森としている加藤・山崎派にもいる。最近、額賀氏で言われた橋本派だが、小渕氏死去後同期の橋本氏が引き継いだが、有望株がいまいちらしい、とりあえず鈴木宗男氏、藤井孝男氏、額賀氏といわれているが、存在感は?がつく。野中氏や村岡氏は歳をとっているので難しい所。今の幹事長もタイプが違う。国対委員長と運輸大臣が主な経歴で存在は薄い。亀井静香氏の方が存在を増す。幹事長代理もはっきりわからない存在だ。今選挙をすると人材がかなり減るのは間違いないと思う。巨人の様にたくさん余剰戦力があればいいのだが、今は阪神の野手陣程度だ。打てない、大砲不足とにている。自民党も若い人の起用する事を考え始めたらどうだろうか?せめて、40代から50代前半で出てきてほしい。内閣のメンバーを見ると最年少は55歳では困る。

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